お墓のかんのんや

お墓のはなし

お墓の価格はどうやって決まる?

お墓の価格を決める要素

●お墓の基本形
お墓は、さお石(○○家之墓・戒名・建立者などの文字が彫られるお墓の中心となる石)・上台・中台・四ツ石(納骨スペースの一部)・水鉢・香炉・花立から構成されていて、これがお墓の基本形です。

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●お墓に付帯するもの
基本形に加え、外柵や墓誌(戒名や没年月日などを彫る)、地福石(お墓本体とは別の土台石)などがあります。より予算をかけたお墓を造る場合検討したいかたちです。尚、これらは無くてもお墓にとって問題はありません。

●石材(石の種類)
お墓の価格を決める重要な要素は、石材です。
国産か外国産のものか。採掘されてきた歴史の長さや希少な石材かどうかなど、同じ大きさ、かたちでもお墓の価格は大きく変わります。石材はお墓の価格を決める一番大きな要素です。
石材についてはこちら

●オリジナルデザインのお墓
オーソドックスな角柱のお墓ではなく、故人のお人柄や趣味などを反映したオリジナルのかたちのお墓造りも可能です。

img3-2●加工費・施工費
かたち、石材がすべて決まりましたら、いよいよ加工いたします。最近では国内加工か中国加工か(日本の石を中国で加工することは一般的に行われています)という違いでも価格は変わってきます。そして完成後、墓地・霊園などに設置のための施工を行います。この施工においても、設置する現場の状況によっては、重機が必要になったり人を増やしたり、地盤が悪ければ別途基礎工事が必要になったりと、価格が変動することがあります。
以上がお墓の価格を決める要素となります。
お墓は基本的にオーダーメードです。お客様の思いのたけを私たちが精一杯受け止め、祈りのかたちとしてお納めさせていただきます。予算も教えていただき、納得いただけるまでお話を重ねることが、ご満足のゆくお墓が出来る最短の道となります。

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石材ミニ知識

お墓にもっとも使われるのは「花崗岩」です。硬く、耐久性に優れ、磨けば美しい光沢を放つ、まさに祈りのかたちに適した材料と言えます。(他に安山岩・斑レイ岩なども使います)

国内有数の石材産地の1つ、「お墓のかんのんや」のある愛知県岡崎市。落ち着いた石目が特徴の「大入石(おおいりいし)」、高級墓石として知られる「牛岩青石(うしいわあおいし)」、色あせが少なく高級感あふれる「吉祥石(きっしょうせき)」、岡崎みかげの代表的存在「宇寿石(うすいし)」などがあります。

また、香川県で採れる庵治石(あじいし)や愛媛県で採れる大島石(おおしまいし)は高級墓石として特に有名です。他にも、宮城県、福島県、茨城県、岡山県、佐賀県など大小さまざまな石材産地が各地に点在しています。

花崗岩は、白、明るい灰色、濃い灰色、薄い桜色など色調もさまざまです。他に黒石系の斑レイ岩や柔らかい石肌の安山岩、また外国産の石も加えるとさらに石目、色調は豊富になります。お墓を造る場合、最も価格を左右するのがこの石選びです。
石の違いは非常に分かりづらいものです。

石とずっと向き合って来た私共に是非ご相談ください。
ご予算・ご希望に叶った石をご一緒に探しましょう。

お墓の耐震について

阪神淡路大震災以降、お墓の耐震について関心が高まっています。
現在行われているお墓の耐震施工には
●お墓の各部を耐震ボンドやアンカーボルトと金具で接合する方法
●お墓全体に金属の支柱を入れて固定する方法
●免震ゲルやブチルゴムで振動を吸収する方法
などがあります。「お墓のかんのんや」では、耐震ボンドやアンカーボルトと金具での接合方法を採用しています。
未曾有の災害に対しては、これと言った決定打が未だ開発されていないのが実際ですが、やはり備えは重要です。耐震のための施工をおすすめいたします。
尚、特別耐震施工の費用はオプションとなります。

 
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現代のお墓事情

家族の形態(おじいちゃん、おばあちゃんのいる家族から、いわゆるお父さん、お母さん、子供だけの核家族まで)の大きな変化、宗教・信仰に対する幅広い自由度、個人の気持ちの尊重など、さまざまな考え方によって、現代のお墓事情も非常にバラエティ―に富むようになりました。
それらをざっと上げてみましょう。
●オーソドックスなお墓
●故人の人柄や趣味を反映したオリジナルデザインのお墓

img1-3お墓のかんのんやオリジナル納骨室「憩」
上質の花崗石を四方の室壁にし、職人が丹念に刻んだ極楽浄土(金箔押し)の文字と蓮の紋様。納骨室「憩」(商標登録済)は、大切なお墓の心(しん)の空間をさらに意味あるものといたします。

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●永代供養:子供たちに負担をかけたくないという思いから、お寺や神社などに死後の供養をお願いする墓

●樹木葬:永代供養墓の考え方のひとつ

●ペットのお墓:家族の一員とも言うべきペットと一緒に入れるお墓

●寿陵:自分のお墓を生前に建てておく(じゅりょう・昔から縁起が良いと言われている)

など、生き方や考え方、死に対する価値観の多様化で、お墓や葬儀のかたちもさまざまです。
お墓はこうでなくてはいけない、から、私の思いに一番叶ったお墓は何?を問う時代になったのだと思います。
「お墓のかんのんや」は石で造ったお墓をお届けすることが使命です。しかし、現代ではお墓に対するさまざまな思いがあるということを真摯に受け止め、柔軟なこころでお墓造りを捉えています。

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