ゆたかで可愛らしく、そしてあたたな画風で知られる愛知県岡崎市在住のペン画家・からさわてるふみさん（柄澤照文さん）の展覧会を開催することになりました。
　ご縁をいただき、特に描いて頂いた「お墓のかんのんや」のシンボル・いなほかんのんさま。「お墓に会いましょう」を合言葉にして、私共のお墓に対する思いを表現して頂いたかんのんさまです。
　これを機会に、からさわさんに仏様の絵を描いて頂こうという企画が持ち上がり、それが実現したのです。
　今回ご覧頂く仏様は、これまでのからさわさんの絵とは随分異なることにまず驚かれるに違いありません。からさわさん自身も、これほど仏様に魅かれるとは、お考えになっていなかったとのこと。それだけに見応え十分な作品を、お墓のかんのんやで初めてご覧になれます。まさに円空仏ならぬ「てるふみ仏」の登場です。どうぞ、ご期待ください。
　尚、今回は現在からさわさんが取り組んでおられる屏風シリーズの第２作「岡崎城下町屏風」を特別展示いたします。こちらも見逃せません。

からさわてるふみ
ペン画家
1949年愛知県生まれ「塩の道」や利根川流域、江戸時代の先人の足跡を訪ねスケッチ旅をしたり。各地の町並みや農山村の風景などを描いている。また、絵日記やねんど細工などの創作をしている。現在、「足助八幡宮祭礼屏風」「岡崎城下町屏風」（今回展示）「三河一向一揆屏風」に続く第４作目「大正時代の岡崎屏風（仮題）」に取り組んでいる。